宝物は腕の中 昭介視点

24/27
前へ
/151ページ
次へ
「うん」 「ホントに出来ると思わなかった」 「うん」 「ちょっと動いていい?」 「うん……え?」  身体を離して和也を見ると、うんうんと頷きながら笑う。 「あ、…だ、め、うっ」  やっと体内に埋められたそれに慣れた所なのに小さく揺すられて堪えられない声が零れた。  少しの動きでも痛くなるんじゃないかと怯えてしまう。  腕を伸ばして離れた身体を引き寄せた。 「ごめん」 「ま、……あぁ、やぁっ」  既にぴんと立ち上がっていた乳首を抓られ身体が浮き上がる。敏感になっていた小さな胸は抱き合って肌が触れるだけでも身体をびりびりと刺激していた。 「ここいいの? 中凄いよ、締まった」 「い、言わな、」  そんなところを何度も捏ねるようにされ下は下で腰をいいように揺すられ身体に溜まる快楽をどうにかしたくてシーツを何度も足先で蹴った。手の動きでぴくぴくと引きつる腰が止められない。腰が上がる度にぱんぱんに膨らんでしまった性器が和也の腹に当たってそれがまた狂おしいほどの快楽を生む。ひっきりなしの刺激にもう意識が霞んできた。
/151ページ

最初のコメントを投稿しよう!

854人が本棚に入れています
本棚に追加