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よく見ればテーブルに着いた方々も何人かは顔をひきつらせている…つまりそれ以外の人物は…
いや、考えるのはよそう
「さぁ、晩餐の始まりだ!各々餓えを満たし、渇きを潤すがいい!」
なぜこんなにノリノリなのか
いや、確かに美味しくイタダキマスが
「いただきまーす」
巨漢が鶏の丸焼きを一口で頬張った
え、なにこれこわい
バキバキと骨を噛み砕く音が聞こえる
なにそれこわい
ゴクリと一度に飲み込んだ
なにあれこわい
それを皮切りに皆様食事を開始する
「むぅ!流石は師匠のお父上!!背中が全然見えぬ!!」
「ちくしょう…ちくしょう…」
弾と一夏は料理の味を盗もうと躍起になっている…なら俺も、盗ませて頂くとしよう
「なーる…」
豚バラの梅肉炒めを口に放る…若干香りに癖はあるが…なるほど…意外と合うもんだ…え?思いつきで作ったら意外にいけた?(実話です)
…うーむ
む?蜂の子の佃煮か…雷仙が山の様に取って食べている…幸せそうな顔だな…
「喰うか?」
「…遠慮しておく」
神楽さんは巨大な骨付き肉に満面の笑みを浮かべながらかぶりついている…正に女を捨てた肉食竜
野菜もしっかり食べましょう
「ンまぁぁーーい!!」
「女が喋る言葉じゃねぇ…」
「激しく同意」
簪達はやはり好みも同じなのか、同じ料理を食べている
「おいしい…」
「…負けられない」
神夜さんは氷に張り付けた刺身をゆっくり食べている、それも初めてみる笑顔で
「…(モニュモニュ)」
「ああすれば確かに冷たいままか…」
紅蓮無さんと朱月さんは巨大な杯に酒を注いで、まるで水ても飲むかの様に酒を飲んでいる…千冬さん、駄目ですからね?
「千冬姉、だめだからな?」
「くっ…何故二人に言われねばならんのだ…」
ラウラ…これはまさか…
「ああ…ドイツの菓子…ジャム入りの揚げパンだ…砂糖をたっぷりかけた…な」
あのカロリーのグレネードか…
「グレネードか…ネットスラングにカロリー大爆発と言う言葉があるが…言い得て妙だな」
激しい訓練の前後限定だろ、これ?
「ああ、いつぞやの神上対嫁戦位激しく動かないと…体重計に乗るのが怖い」
うーむ…
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