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戦闘機のミサイルやら爆弾を格納するスペースは暗くて狭い。
――・・・・・まるで、棺桶の中に入れられた気分だ。
『おい聞こえるか?ちょうどお前の頭の所に小型無線機が貼りつけられているだろ?これで話すことを話す。』
確かに、無線機が天井にガムテープで貼りつけられていた。
「すいません。ここ、なんか寒いんですけど。」
『そりゃ、隙間が空いてるからな。』
「えッ!?」
『安心しろ、勝手に開きはしない。そこの隙間から外でも見とけ。』
ハンターは戦闘機にエンジンをかけて、離陸するために走らせ始めた。
「うわ、ちょ………痛ッ!?」
当然、シートベルトもしていないレインは中で頭やら腰やらをしこまた打っていた。
気づくと、戦闘機は地を離れ、空へと舞い上がっていた。
「・・・オオッ!」
戦闘機の中でカインが感激の声を漏らし
「痛ぇぇぇぇッ!」
戦闘機の腹の中でレインが体をぶつけて、悲鳴を漏らした。
・・・・・こうして、愉快なデコボコ兄弟の長い冒険が始まった。
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