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朝食を済ませ、制服のネクタイを締めたところ
初っ端から連続するインターホン
誰かは分かっているので玄関の扉を開けた。
「うっせぇよ馬鹿」
「馬鹿じゃないし、諒(リョウ)より頭いいし」
馬鹿呼ばわりされてほっぺを膨らませる179cmの男子高校生
クラスの男子ならキモイの一言で蹴り飛ばすところだが
コイツは幼馴染、しかも巨体の癖に可愛いときたモンだ
そんな可愛いは正義の自分にコイツを蹴りだすことはできない。
「入ってい?」
「てかもう入ってるだろ、和(カズ)」
すでに靴を脱いで家に上がりこむ幼馴染を軽く小突いた。
馬鹿なとこが可愛いんだ、畜生め
なんでコイツは女に生まれなかったんだと今更ながら疑問である
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