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目を覚まして、辺り一帯を見回してみると、そこには絵の具をそこら
中にぶちまけたように真っ白な空間が広がっていた。
この空間を見回して心の声が口から漏れるように呟く
「ここ何処だよ」
こんな独り言に、誰も反応する訳もなく、ここにずっと居てもしょうが無いのでこの近くを探索しようと思い、すぐ行動に移した。
――探索を始めてから数時間経って少し休憩は挟む、誰一人会わない事と景色が全然変わらない事に、ほんの少し苛つき始めるが、そんなことで苛ついたら駄目だと思い、探索を再開しようとすると、
「すみませ~~ん」
と女性の声が少し遠いところから聞こえてきた。
声がした方に目を凝らして見ると、白いワンピース着た女性がこっちに向かって走ってくる数十分、歩き続けて人を見つけた事に嬉しさを噛み締めながら、その女性がこっちに来るのを待つことにした。
女性が息を切らしながら自分のところへ来てすぐ自分をその女性が手元にある資料で確認しようと話しかけてきたのだが、いきが途切れ途切れで話しかけられる言葉が聞き取りにくいから、息が整うように促した
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