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「そう言えば神様、なんで俺はここにいるの?死んだ筈なのに?」
「はい、確かに貴方は殺されました、でもその殺される事自体がこちら側のミスなんですよ」
目の前に居る神が今なんて言った?殺される事自体が神様側のミス?本当は姉ちゃんが殺される事自体が神様側のミス?それだったら姉ちゃんが殺される事は無かった。そんなことを聞いた瞬間に殺意が芽生えるがなんとか理性で殺意を抑えつつその理由を聞いてみた。
「殺されなっかたってどういう事ですか?」
「はい、元々八雲さんが殺されること事自体がなくて、その旅行に行かれることがこちら側のミスでなんです。すみませんでした」
目の前の女性は深々と頭を下げた。自分はその姿を見てつい慌てて
「頭を上げてください、こちら側のミスって事は神様がミスをしたってことじゃないんですよね、じゃあ神様が謝ることはないですよ」
「いやでも、ミスをしたのはこちら側なんですから、謝るのは当然です」
「謝るのはもういいですから、それより俺はこれからどうなるんですか?」
「少しお時間を下さい、私には分からないので上に聞いてみます」
と言って、少し距離をとってから何処からともなくスマートフォンを取り出して、連絡し始めた。
連絡している姿がを見て一瞬、神様と自分の姉が重なって見えた
(気のせいか)
神様が自分の姉ではない、そう思い込み自分の中で決めつけてから神様の連絡が終わるのを待った。
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