03:争いはすぐそばに

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『みんなでバトルするのは楽しいぞ?これは掛け替えのない素晴らしい時間だ』 『ボクがそういうのきらいなの知ってるくせに。大勢でわーきゃーやるのはにがてなんだよ』 『どうしても断る気か?お前には僕に団長の座を押し付けた貸しがある筈だが?』 『貸しだなんておもってないよ。黒ちゃんが団長すんのがいやなら解散すればよかったんだから』 『また来る。とにかく考えといてくれ』 『ふふん、何回も何回もきてくれたらボクの気持ちも変わるかもね?』 『諸葛亮気取りか?』 『運顧の礼ってやつだね』 『それを言うなら三顧の礼だ。汚い間違い方をするな』 『ボクぁ眠いから寝るよ。じゃあまたね、黒ちゃん』  …………。  え!? これで終わり!? ちょっとマスター! なにが『あと一歩というところまでは説得できた』よ!全然話になってないじゃないの!!
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