刑事 警察 警視総監

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「速水巡査長。頼む…協力してくれ。」青島総監が深々と頭を下げる。ガラス越しにのぞき見ていた野次馬どもが騒ぎ出す。「…俺はもうS・A・E・Tの副隊長じゃないし戻る気もない。再結成するつもりもない。ましてや内閣の下には絶対に付かない!だが今のあなたの眼はかつてのあなたの眼じゃない…。協力させて下さい、青島総監。」「ありがとう…速水君。」総監の伸ばして来たしわが入った右手に俺は躊躇なく応え、握り返した。熱い理想に燃える眼……これに救われた者は数知れない。そうだろ?八神………。
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