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「…!そうだ、制服だって、立派なスカートだろ?」
まっつーの言葉で、四人の間に吹いていた風は止まった。
「そうだよな、いや絶対そうだ。花音も、そう思うだろ?」
マロンテンも、私の顔を見ながら、花音に同意を求める。
しかし花音は、口をパクパクさせて、何かを訴えている。
私は(なるべく)優しい口調で花音に言った。
「どうした、花音?言いたいことがあるなら聞くぞ?」
にっこりと笑いかける。
マロンテンが私の顔を見て、「ひぃ!」と言ったような気がしたが、たぶん空耳だろう。
花音は(何を勘違いしたのか)意を決したような顔で、
「で、でも夢霧って制服のスカートの下に、変なズボンはいてるよね…?」
と言って、私のスカートを。
めくった。
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