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麦野「てめえら、タダで済むと思うなよ…!」
そう言いながら麦野からビームが飛んでくる。それをやすやすと消し飛ばす垣根と一方通行。
麦野「ッ!?」
驚くのも無理はない。レベル5の第四位、『原子崩し』の能力を有する自分の攻撃をやすやすと防げる人間は少ない。それも二人共となるとかなりマズイ事になった。
こちらの分が悪い事は明白だった。
垣根「まだ元気があったんだな。大人しくさっきので寝てりゃいいものを」
一方通行「めンどくせェ……」
そういいつつさっきとは違い強烈な衝撃波が麦野を襲う。その影響で建物はガタガタ揺れ、倒れていた4人は壁に激突し、麦野は能力で防ごうとしたが全く防げず壁に叩きつけられる。
麦野「ガハッ!?」
そこで麦野の意識は闇へと沈んだ。
そして冒頭のあのシーンへと繋がる。
垣根「あー……またかよ。これどうすんだ?」
一方通行「……こうなりゃこいつら抱えて家に帰るしかなくねェかァ?どォせこいつらをここに置いとくのもなンか気が引けるしよォ」
垣根「第一位様は心優しいこって。んじゃあ、女4人持つからてめぇはそこの馬面を持ってけよ?」
そう言いすぐに女の子4人をまるで紙でも持つかのように軽々と持つと6枚の翼で一方通行の家へと飛翔して消えてしまった。
一方通行「めンどくせェ…」
そういいつつ馬面を抱え、自分の家へと高速で帰る一方通行であった。
一方通行宅
一方通行「で、どォすンだコイツら。連れてきたはいいがなンかめンどくさそうだぞォ」
垣根「そこは大丈夫だ。そいつらは暗部組織の『アイテム』だ。リーダーは第四位だ」
一方通行「それがめンどくせェつってンだよォ!ったく、てめェがあンな所に突っ込まなけりゃこンな事にはならなかったってのによォ」
垣根「まぁそう言わずにこいつら起きるの待とうぜ、反応が楽しみだ」
一方通行「趣味悪ィなァ」
垣根「うるせえ!」
等と言っていると馬面が目を覚ました。
馬面「ここは……どこなんだ…?あんたら一体何者なんだ…!?」
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