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垣根「お、さっそく馬が目を覚ましやがったぞ」
馬「馬……?って俺の名前馬になってる!?」
馬と呼ばれた不良の格好をした少年は自分の名前が馬で確定しそうな事に怒りと驚きが混ざったような気持ちになった。
一方通行「からかうのもいい加減にしとけよォ?第四位が起きたら面倒な事になるからなァ」
垣根「てめぇ、どんだけめんどくさがり屋なんだ?どれだけ孤独で居てぇんだよ」
一方通行「うるせェ、てめェこそ孤独だったンだろォが」
垣根「お前もな」
と話していると第四位こと麦野が目を覚ました。めんどくさい奴一号である。
麦野「ん……は?何処だここは…。て、てめぇらは……!!」
そういい敵意のある視線を垣根と一方通行に向ける麦野。
垣根「そう睨むなよ、俺達はてめぇ達には危害は加えやしねぇよ」
麦野「信じられるかぁ!!さっき部屋に入った瞬間に吹き飛ばされただろうが!」
一方通行「あながち間違ってはねェな」
垣根「てめぇは何冷静に傍観してやがる。とりあえずこのめんどくせぇのを黙らせるぞ」
一方通行「そンじゃまァ、そうすっかァ!」
麦野「な、何をするつもり…!?」
垣根「心配するな、危害は加えねぇよ」
そう言い、麦野に近づいてくる垣根。麦野は全神経を集中させて警戒する。そして、手を伸ばせば届くような距離に垣根が近づいた時、垣根は勢いよく頭を下げた。
麦野「………は?何のつもりよ」
垣根「てめぇに謝るのは癪だが、後々めんどくせぇからとりあえず誤ってやるよ」
麦野「それ謝罪じゃないから!ただの形式的な謝罪だから!」
そんなコントのような事を目の当たりにしていた一方通行はこう思った。「まるで相性のいい漫才カップルのようだなァ」と。
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