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ところで、
この世に不老不死――つまり何があっても永遠に死ぬことがない生物が存在するとしたら、その目で一体何を見ることができたのだろうか。
今から数千億年前、人類が存在しない虚無の空間に太陽が誕生した。太陽は恵みの輝きで、辺りに生命の源をもたらした。
それほど時間に差がなく、続いて地球という生命の惑星が誕生した。太陽の恩恵を受け、瞬く間に成長していった。
不老不死の生物は、その目でしっかりとその瞬間を捉えたはずだ。
そして、ある一つの疑問をこの場をもって打ち明けたい。
なぜ太陽は消滅したのか。
真実を知らずには死にきれない。心から知りたがっている。
ゆっくりと不老不死の両目は閉ざされ、そして、脳裏を流れる幾千幾億幾兆という時間を遡った。
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