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~中山side~
羊道場の中庭
中山「あう~…。師範さんはどこですか~…?」
私は師範さんを
探していた
そのとき
「誰だ。俺の名前を呼ぶのは。」
一人の大きな
男の人が出てきた
空飛ぶ羊さんみたいな
動物を連れて…
中山「あ~!見つけました~!」
「…?」
私の言葉に男の人が
首をかしげた
中山「私に羊拳を教えてくださーい!」
私はそう言った
「なんだと…?ふざけるなっ!」
男の人が怒った
何か悪いこと
言ったのかなー…
「いいか!まず、その胸はなんだ!そんなに大きくて羊拳が習得できると思っているのかっ!」
男の人が更に
ヒートアップする
「女性というのは胸が平らで背が低くて幼いのが理想とされるんだ!わかったか!」
男の人が熱弁をふるう
中山「そんな~…。」
私は泣きそうになった
胸が大きいのは
どうしようにも
出来ないのにぃ…
中山「ふ、ふぇええん!」
私はとうとう泣き出した
「ちょ…。ご、ごめん!ちょっと言い過ぎた!前言撤回だ!」
男の人があわてて
そう言った
中山「ぐすっ…。本当ですか…?」
私は涙を指で
拭いながら聞く
「ああ!教えてやるから泣き止んでくれ!」
男の人が言った
中山「はい…。」
そして私は泣きやんだ
「ふぅ…。俺の名前は樋川羊。羊道場の師範だ。で、こいつがヒッツジさんだ。」
男の人が自分の名前と
空飛ぶ羊の名前を
教えてくれた
中山「私は中山由衣ですぅ。よろしくお願いします。」
私も名前を言った
樋川「それじゃ、まずは一つ聞いておこう。由衣だっけか?お前は妹はいるか?」
中山「はい。姉も妹もいますよ~。」
樋川「よし!合格だ!じゃ、早速修行開始だ!」
そして私の修行が
開始された
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