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~隆士side~
犬道場内
隆士「……。」
俺は今
犬道場の中で座っている
目の前に人はいるが
動く気配がない
生きてるのかな…?
隆士「よし…。試してみよう…。」
俺はそんなことを
考えると
目の前の人に向かって
野球ボールを投げた
すると
「……!!」
パシィッッ!
隆士「…!」
目の前の人がボールを
避けるどころか
キャッチしてみせた
「なんだ…?この俺を試そうとでも言うつもりか…?」
いきなり
目の前の人が
話し始めた
「俺の名は、犬森孝彦…。ここの師範だ…。お前は何者だ…?何しに来た…?」
犬森という男が
俺の名前と
目的を聞いてきた
隆士「俺は中村隆士。邪神を倒す力をつけるために犬拳を修行しに来ました。」
俺はそう言った
犬森「お前が犬拳を…?いいか…?犬拳という拳はな、自分の嗅覚を犬の嗅覚と変わらないくらいにまで高め、敵を探すという力を扱う拳だ…。ちょっとや、そっと修行したところで扱えるほど、簡単に拳じゃない…!」
犬森さんはそう言うと
立ち上がった
隆士「ひ、低っ!」
犬森さんの身長は低く
体型は小太りだった
犬森「拳を扱うのに身長や体型は関係ない…。どれだけ修行を積み、努力したかが問題だ…。そこは履き違えるなよ…!」
隆士「は、はいっ!」
犬森「ふん…。返事は一人前のようだな…。まあいい…。最近、体も訛っていたところだ…。それじゃ、俺の相手をしてもらおうか…!」
隆士「はいっ!」
そして俺の修行…
と言うより
犬森さんとの
実践が始まった
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