一章 干支武術の師範たち

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~隆士side~ 犬道場内 隆士「……。」 俺は今 犬道場の中で座っている 目の前に人はいるが 動く気配がない 生きてるのかな…? 隆士「よし…。試してみよう…。」 俺はそんなことを 考えると 目の前の人に向かって 野球ボールを投げた すると 「……!!」 パシィッッ! 隆士「…!」 目の前の人がボールを 避けるどころか キャッチしてみせた 「なんだ…?この俺を試そうとでも言うつもりか…?」 いきなり 目の前の人が 話し始めた 「俺の名は、犬森孝彦…。ここの師範だ…。お前は何者だ…?何しに来た…?」 犬森という男が 俺の名前と 目的を聞いてきた 隆士「俺は中村隆士。邪神を倒す力をつけるために犬拳を修行しに来ました。」 俺はそう言った 犬森「お前が犬拳を…?いいか…?犬拳という拳はな、自分の嗅覚を犬の嗅覚と変わらないくらいにまで高め、敵を探すという力を扱う拳だ…。ちょっとや、そっと修行したところで扱えるほど、簡単に拳じゃない…!」 犬森さんはそう言うと 立ち上がった 隆士「ひ、低っ!」 犬森さんの身長は低く 体型は小太りだった 犬森「拳を扱うのに身長や体型は関係ない…。どれだけ修行を積み、努力したかが問題だ…。そこは履き違えるなよ…!」 隆士「は、はいっ!」 犬森「ふん…。返事は一人前のようだな…。まあいい…。最近、体も訛っていたところだ…。それじゃ、俺の相手をしてもらおうか…!」 隆士「はいっ!」 そして俺の修行… と言うより 犬森さんとの 実践が始まった
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