三章 鼠のように動け!松中の鼠拳修行!

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鼠道場内 松中「はぁあああ!」 シュッ 俺は右フックを放つ 根津「まだまだだなっ!」 ヒュッ 根津師範が避ける 根津「くらえ!」 根津師範が 間合いを詰めてきた 松中「ぐっ…!は、早いっ!」 根津「鼠斬裁拳!」 ドスッ 松中「うぉ…お…。」 根津師範の鼠斬裁拳が 俺の腹を捉えた 松中「ま、まだだ…!」 俺は根津師範の腕を掴んだ 根津「な、何?」 松中「うぉおおお!」 ブンッ ブンッ 俺は叫びながら 根津師範を振り回し 松中「うぉりゃああああ!」 壁に向かって投げた ドォオオオオオン 根津師範が壁に 派手に衝突した 松中「よし!」 俺がガッツポーズをとると 根津「ふっ…。甘い!」 ダンッ 松中「ぐぼぉっ!」 後ろから床に 叩きつけられた 根津「油断するな!集中しろ!鼠拳は集中が大事なんだ!」 根津師範はそう言いながら 倒れている俺に 殴ろうとする 松中「くっ…!はっ…!」 ヒュッ それを俺は直前で避けた 根津師範「やるな!」 松中「はぁああああ!」 俺は右手を腰に構え 右手の人差し指と 中指だけを合わせ 松中「鼠歯拳!」 根津師範に向け技を放った 根津「な、何っ!鼠歯拳っ!」 トンッ 俺の指が根津師範の 胸板に触れた そして 松中「はっ!」 バンッッ 俺は気を爆発させた 根津「うわぁああああ!」 根津師範の体が 道場の外にぶっ飛んだ ドサッ 根津「い、痛ててて…。」 道場の外で根津師範が 痛がっている 松中「よっしゃ!やっとダウンをとった!」 根津「ちくしょー!油断したぜー!」 俺が喜ぶと 根津師範が悔しがった
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