四章 蛇のようにしなれ!中江の蛇拳修行

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大蛇「どうかしましたか?」 俺の不思議がってる顔を見て 大蛇さんが聞いてきた 中江「い、いや…。なんでもない…。」 俺はそう言うと 大蛇さんの腕を見た 両方の腕が傷だらけで ボロボロだ… きっと今までの 厳しい修行の賜物だろう 大蛇「ん?この腕がどうかしたかい?」 大蛇さんが 俺の視線に気づき そう言った 中江「え!いや、まあ…。」 俺はあやふやな 返事で返した 大蛇「この傷は修行に修行を重ねた結果だよ。俺は才能が無かったから習得するのに時間がかかってね…。」 大蛇さんはそう言うと 左手で右腕をさすった 大蛇「さ!こんなつまらない話はやめて、修行しようか!」 中江「は、はい…。」 大蛇さんの言葉に 流石の俺も テンションが 上がらなかった 数時間後 中江「うおりゃああああ!」 ドォオオオン! 大蛇「驚いた…!まさか、蛇鞭斬を覚える前に地面を叩き割るなんて…!」 俺は数時間の修行で 大地を叩き割った もちろん蛇拳の技は 一つも覚えてない 大蛇「こ、この才能なら…。蛇拳の奥義をマスターできる!」 俺の一撃を見て 大蛇さんがそう言った 中江「蛇拳の奥義?なんだそれ?」 俺は大蛇さんに聞いた 大蛇「体を蛇のような撓りで動かし強力な力ですべてを砕く…。その名は『粉砕蛇掌』!蛇拳を極めた者だけが習得できる究極の破壊拳だ!」 大蛇さんが そう説明してくれた 『粉砕蛇掌』か… 面白い…! 絶対に物にしてやる! 中江「大蛇さん!俺!奥義を習得したい!だからまずは基本の技から教えてくれ!」 俺が大蛇さんに 頼み込むと 大蛇「ああ、もちろんさ!」 大蛇さんはそう言った
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