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~新垣side~
兎道場前
「お前は誰だ!ここで何をしている!」
俺が道場の前で
立っていると
細めの筋肉質な
男が話しかけてきた
この人が師範かな
新垣「俺は新垣。兎拳を教えてほしいから来た。」
俺はそう言った
「兎拳を教えてほしいだと?」
男が鼻で笑う
新垣「な!邪神たちを倒すためなんだ!俺に稽古をつけてくれっ!」
そして俺は土下座した
頼むだけで教えてもらえる
エロゲーの世界と違って
これくらいしないとな…
「ほう…。まさか、初対面のやつに土下座されるとはな…。面白い、お前に兎拳を教えてやるよ。」
男は俺にそう言った
新垣「ありがとうございますっ!」
そして俺は
もう一度頭を下げた
「もういいから頭を上げろ。とりあえず、兎拳の説明だけさせてもらう。」
新垣「ありがとうございます。師範。」
「俺を師範と呼ぶな。俺は宇佐銀次。銀次さんとでも呼んでくれ。」
新垣「はい。」
銀次「それじゃ、兎拳の説明をする。兎拳とは、兎のように高く飛び空中から攻撃をする拳だ。そのとき強靭な脚力を必要とするから、蹴り技が干支武術の中でもかなり多い。まあ、こんなものだ。」
銀次さんは
さらっと説明した
新垣「なるほど…。」
銀次「まあ、実際見てもらったほうが早いな。」
銀次さんは
そう言うと低く構え
シュタッ
天高く跳び上がった
20メートルは
跳んでいるだろう
すると
銀次「これはまだ序の口だ!修行を積めば50メートル跳べるぞ!」
銀次さんは空中で
そう言った
そして降りてきた
銀次「よし、それじゃあ早速始めるか!」
新垣「はい!銀次さん!」
俺の修行が始まった
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