一章 干支武術の師範たち

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~新垣side~ 兎道場前 「お前は誰だ!ここで何をしている!」 俺が道場の前で 立っていると 細めの筋肉質な 男が話しかけてきた この人が師範かな 新垣「俺は新垣。兎拳を教えてほしいから来た。」 俺はそう言った 「兎拳を教えてほしいだと?」 男が鼻で笑う 新垣「な!邪神たちを倒すためなんだ!俺に稽古をつけてくれっ!」 そして俺は土下座した 頼むだけで教えてもらえる エロゲーの世界と違って これくらいしないとな… 「ほう…。まさか、初対面のやつに土下座されるとはな…。面白い、お前に兎拳を教えてやるよ。」 男は俺にそう言った 新垣「ありがとうございますっ!」 そして俺は もう一度頭を下げた 「もういいから頭を上げろ。とりあえず、兎拳の説明だけさせてもらう。」 新垣「ありがとうございます。師範。」 「俺を師範と呼ぶな。俺は宇佐銀次。銀次さんとでも呼んでくれ。」 新垣「はい。」 銀次「それじゃ、兎拳の説明をする。兎拳とは、兎のように高く飛び空中から攻撃をする拳だ。そのとき強靭な脚力を必要とするから、蹴り技が干支武術の中でもかなり多い。まあ、こんなものだ。」 銀次さんは さらっと説明した 新垣「なるほど…。」 銀次「まあ、実際見てもらったほうが早いな。」 銀次さんは そう言うと低く構え シュタッ 天高く跳び上がった 20メートルは 跳んでいるだろう すると 銀次「これはまだ序の口だ!修行を積めば50メートル跳べるぞ!」 銀次さんは空中で そう言った そして降りてきた 銀次「よし、それじゃあ早速始めるか!」 新垣「はい!銀次さん!」 俺の修行が始まった
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