一章 干支武術の師範たち

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~木下side~ 竜道場近くの川 木下「そろそろ、道場に着くころかな…。」 俺は竜道場を目指して 川沿いを歩いていた 木下「ん?誰かいるぞ?」 俺は川辺で佇む 人を発見した 侍みたいな 格好をした女性だ 木下「すみません竜道場はどこですか?」 俺は道を尋ねるため その人に話しかけた 「ん…?竜道場…?」 女性が振り向いた それは俺と歳があまり 変わらない女の子だった 「どうして竜道場に行くの…?」 女の子が俺に聞いてきた 木下「竜拳を学んで邪神を倒すためなんだよ。」 「邪神を…?あなたが…?」 女の子が不思議そうに 言ってきた 木下「ああ。実はな…。」 そして俺は女の子に 今までのことを説明した 「ふーん…。それなら教えてあげる…。」 俺が説明を終えると 女の子がそう言った 教える?何をだ? 俺は疑問に思った 「ついてきて…。」 木下「あ、うん!」 女の子に言われ 俺はついていった 竜道場 「ついた…。ここが竜道場…。そして、私が竜道場の師範、竜美シオンよ…。シオンとでも呼んで…。」 女の子はそう言った 木下「師範…?君が…?」 俺は驚いた シオン「何か変…?」 シオンが俺に言った 木下「い、いや。ちょっとびっくりした…。」 シオン「そう…。それじゃ…、始めようか…。」 シオンはそう言うと シオン「むぅううう…!はっ…!」 その体を宙に浮かせた 木下「な…!」 俺は唖然とした シオン「これが竜拳の力よ…。」 シオンがそう言った 木下「シオン…!君、すごいよ!」 俺はシオンに言った シオン「そんなことない…。」 シオンはそう言った シオン「さ…、修行を始めるよ…。」 木下「うん!」 そして俺の 竜拳修行が始まった
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