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「だーかーら!赤は俺だろ!お前は黄色!」
「オレ様が赤だっ!お前こそ黄色をやれよ!くそジジイ!」
「くそジジイだとー!?くそガキ!」
「ガ…!なんだとー!もういっぺん言ってみろ!!」
「おぅおぅ、何度でも言ってやる!くそガキ!!」
「お前!!くそジジイくそジジイくそジジイ!!」
「くそガキくそガキくそガキ!!」
「まぁまぁ二人とも落ち着いて…」
分裂状態だった魔法国都市国家群が統一されてから約3ヵ月。
魔法国スイーツ州の首都ストロベリーにて、口喧嘩をする2人がいた。
ヒュースとコイヌ。
深海州とイヌラブ州の知事である。
それをなだめるのはネコフスキー州知事・マンチカンだ。
「おいしい!これって新作?」
「あぁ、黒蜜国のお菓子だ。和菓子州風に少しアレンジを加えているけどね」
「本当においしい。レシピ教えてくれる?」
喧嘩には無関心で、のほほんとお茶を楽しんでいるのはココニャと玉露。スイーツ州知事と和菓子州知事だ。
彼ら5人は喫茶店でお茶を楽しんでいた。
日々仕事に追われて忙しい5人だ。単にお喋りをするために集まっているわけではない。今日は目的があって集まっているのだった。
目的とは、これから開催されるイベントの最終打ち合わせだ。
仮装コンテスト。
それは、魔法国としては初の全国民参加型コンテストである。
ヒュースが深海州代表としてもふうさに提案し採用され、魔法国王主催のもと行われる事となった。
2ヶ月前に開催が決定されてから、ヒュースは4人を誘い、衣装を作り、ポーズを考え…この日のために色々と準備を進めた。
彼らがやるのは…
スイーツ戦隊!!
チジレンジャー!!
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