魔法国編1

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「てな感じでどうでしょー…か」 スイーツ州の首都ストロベリーの知事執務室にて。 ココニャは優夏からのメッセージを読んでいた。 卑怯者捕獲大作戦! その内容はこうだ。 スイーツ州で何らかの大会を開催し、もふうさ国王に来てもらうようにする。もふうさが来る事は事前に情報を流しておく。そうすれば犯人が再び現れる可能性がある。もし現れたならば、みんなで捕まえようというものだった。 スイーツ州ならば魔法回線が及んでいるため心の叫びで情報共有が可能だ。ココニャの支持母体である閃き屋メンバーにも協力が得られるため、優夏はスイーツ州での開催を考えているようだった。 「了解、と。…あ、マカロン」 優夏におすそ分けでメッセージを送り、今度は隣にいる部下に声をかける。 「開催の準備ですね?」 「うん、話が早くて助かるわ」 中央政府に派遣した13人の精鋭に代わり、ココニャの傍にはスイーツ∞と呼ばれる8人のスペシャルサポーターがいる。マカロンはその一人だった。 執務室を出て、マカロンが残りのスイーツ∞達にも呼びかけを始めた。 「さてと、閃き屋のリーダーにも連絡しないとね」 スイーツを添えてココニャはおすそ分けでメッセージを送った。
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