逃がさない

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「お疲れ様でした。」 「あ、ソノダくん今日一杯どう?」 「すみません。家で待ってる人がいるので。」 「お?彼女か?」 「…お先に失礼します。」 一分一秒でも早く帰りたいのに、仕事も出来ないくせに肩書きをもつ人間に声をかけられる。 だけど僕は、"外面のいいソノダ"だからにっこり笑って返事をした。
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