逃がさない

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まだ何も言わないナツメを僕は無言で見つめる。 そしてふと、ナツメの様子がいつもと違う事に気付いた。 「ナツメ、顔色が悪いようだけどどうしたの?」 「……」 「熱でもあるの?」 「触るな…っ!」 「っ…」 ナツメに叩かれた手が痛い。 まだ、分からないの?
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