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「雪ちゃん 遅い」
「・・・(゚д゚)(。_。)ウン コ?」
「あ 雪ちゃんにカノがうん〇?って言ってたってバラそ」
「(´゚д゚`)ハッ ( ;A;)ヤメテー」
「・・・あ きたきた!」
待つこと数分後、脱衣所から現れた『雪』(つまり僕)の姿を見た3人、そしてキノちゃんの第一声が
「お風呂上りみたーい」
キノちゃんの反応でもわかるように、僕は男性陣が萌える女性の姿にランクインするであろう、バスタオルを巻いた姿で脱衣所から登場した。
「なんで バスタオル巻いてる?」
「は… 恥ずかしくて」
「コレハコレデ(*´ω`*)モエー」
「大丈夫ですって!男性陣だってプレオープンでほとんどいないんですから。でなきゃ 私だってこんな水着着ませんから!」
そう答える姉妹の水着はというと
萌えているカノちゃんは黒を基調に白い蝶が全体に舞っているワンピースで、衣服全体がフリルになっており、体系的にポッチャリ型のカノちゃんのボディラインをうまくフリフリで誤魔化せている、可愛くてピッタリな水着だった。
そして啖呵を切るキノちゃんの水着は、というと
服を着ている時からナイスバディだったが、水着でもその容姿を立証するような腰に水色のひらひらパレオが付いたこれもキノちゃんにピッタリのインディゴブルー色のビキニ姿。
そして晶ちゃんは…あれ、いない
「えいっ!」
「ぎゃあぁぁぁぁぁぁ!」
突然身体に巻いていたバスタオルが身体からファーラウェイしていった。いつの間にか晶ちゃんが背後に回り、バスタオルを取ってしまったのだ。
「あ 晶ちゃん かえしてぇぇぇ」
「やだ カワ(・∀・)イイ!!」
「(*♥¡¡♥)ブー♡」
「雪ちゃーん かわいー 似合いますよー」
「はぅぅぅぅーーー ハズカシヌ…」
身体全体が火照るのを自覚しながら、あらわになった水着姿のうち、胸と大事なところを両腕をつかって隠そうとあがく。
僕がこれほどまでに恥ずかしがる晶ちゃんが用意した水着は、というと
白を基調とした完全なビキニ。胸元はバストのサイズをごまかせるよう大きなリボンが付いていて、デザインは…そりゃ可愛いんだけど、パンツの方が…パレオもボトム(ショートパンツ)もなく、申し訳程度にウエストラインにフリルが付いているだけの、大事なところは下着と同じで、これが一番のハズカシヌどころだった。
「ぜんぜんおk むしろ妬ける」
「そうですよぉ 雪さんスタイルもいいし、お肌ピッチピチじゃないですか」
「で できたら 晶ちゃんみたいな水着がよかったなぁ って…」
ちなみに晶ちゃんの水着はオフショルダーのタンキニで、胸元はカーテンのようにヒラヒラが付いていてバストサイズも隠せて、なにより可愛い。そして下はと言うと、ビキニの上から両腰のリボンがアクセントのボトムを上から履いている。ぜったいこっちの方がいい!可愛いし、水着っぽくないもん。ここに来るのが分かってたら、ぜったい買うときにこういうのを選んでいた。いや、そもそも来ることを拒んでたか…。今になって、ジャバジャバに行った時の御坂部の気持ちが十分すぎるほど分かった。
「雪ちゃん 似合うと思って 3人で決めた」
「はぅぅぅぅーーー 嬉しいやら (*ノωノ)ハズカチーやら
こ このはずかしさから早く逃げたい・・・ あ!」
ふと、先日のジャバジャバで恥ずかしまくっていた御坂部が、恥ずかしさから解消された行動を思い出し、僕もそれにならうことにした。
「は 早く泳ご! ねっ 行こっ」
水の中に入ってしまえば、ほぼ裸体の今の状況をさらさずに済む。これには待っていた3人も同調してくれ
「まてまて 準備運動は だいじ」
「イチニ(*p'∀'q)サンシ」
「まずは~ 流れるプールからいこっか」
一番の羞恥と緊張ドコロであったお披露目を無事クリアし、僕らはプレオープンで人もほとんどいないリゾート施設を満喫することにした。
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