ゲームは気づかないうちにはじまってしまった

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「そんな驚かんでも」 いや……。驚くよ。関西弁喋る、英語圏の、アーティストってだけでも、非凡すぎるのに、その上ご実家は大富豪ですって……。 「で、ほのかはソイツから逃げ切りたいんやろ? 協力したろか?」 「え? 協力って、どうやって?」 アレックスは照れくさそうに微笑んだ。 「俺がほのかの彼氏になったらええやん。ソイツが口出しできない条件は俺には揃っとるみたいやし」 「は?」 あまりにも、ぶっとんだ提案に、気の抜けた声がでる。
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