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だから。私も信じたい事を信じる。
私は無事にファッションウィークを乗り切った。帰国して、今本上邸に向かう、車の後部座席に、ナツコさんと並んで座っている。
「よく、やりきったわね。彼は戻って来なかったから、どうなるか心配だった。ほのか、あんたの事舐めてたわ」
「自分が思い描いたようにならなかったからって、他の誰かを失望させていい事にはならないよね? でも、ナツコさんがいなかったら、私折れてたかも」
「あんたは、素直でタフ。私がいなくても切り抜けてたわよ」
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