◆怪文書の解読◆

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・シュンガノオモテノハンタイノ パーラポウ このシュンガについて一番意見が多かったのが江戸時代に流行った『春画』と呼ばれる性風俗描写の入った絵の事(今でいうアダルトやポルノの告知ポスター等)ではないかとの推測。 しかし、いささか分かりづらいと言うかわざわざ江戸時代を引き合いに出してまで書くことだろうか? 他の見解では『シュンガノオモテノハンタイ』=『霞ヶ浦』とする説がある。 霞(かすみ)は春を連想させる言葉で 『春』=『霞』 『画』=『ヶ(が)』 『オモテノハンタイ(裏)』=『浦』 になる。 霞ヶ浦は富田地区の南に実際にあるため一理あるがこのあとの『パーラポウ』に繋がる手懸かりが無いため断定は出来ない。 私の見解では、シュンガを漢字にして読みを変えると『春日(かすが)』になる。 三重県松阪市には春日町という地名が有るためシュンガとは春日町を意味しているのではないだろうか。 オモテノハンタイは表通りの向かい側、もしくは裏側を指していると推測する。 『表の反対』=『裏』なので裏通りという意味にも取れる。 パーラポウのパーラは恐らく他の方の推測通り『パーラー』を意味していると思う。 パーラーにはパチンコ屋と喫茶店という二つの意味合いがある。 また、ポウに関しては『某(ボウ)』と読み、『某パーラー』ではないかとの意見もあったが、他に英語表記で『POW』としてアメコミ等で殴る時に使われる効果音ではないかとの意見もあった。 四日市市には『ポパイ』というパチンコ屋があるのでポパイが殴る音『POW=ポウ』でパチンコ屋ポパイが有力との説も出たが、それでは前述の『シュンガ~』がおざなりになってしまう。 私が調べたところポウに発音が似ている『PAO(パオ)』というパチンコ屋が松阪市春日町にある事が分かった。 この事からパーラーが喫茶店ではなく、パチンコ屋を意味しているという線が濃厚だとみて間違いないと思う。
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