◆怪文書後に届いた手紙◆

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◆怪文書後に届いた手紙◆

怪文書の解読に入る前に書いておかなければいけないことがある。 この怪文書が届いてからしばらくして、実はもう一通手紙が届いているのである。 差出人は福岡県在住の緒方達生を名乗る人物だった。 その内容とは、自分は霊感があり、霊が見える。ゆきちゃんはすでに亡くなっていてそのゆきちゃんの霊が教えてくれるというものでかなり眉唾ものだが、その人が言うには犯人は男と女の二人組で家族の知っている人物だというのだ。 さらにこの緒方という男はダウジングも出来るらしくそれを使って捜査に協力させてほしいというものだった。 しかし、それから三日後に届いた緒方達生からの手紙には別の霊が邪魔をしているから捜査に協力出来なくなったという主旨のものだった。 これがどうも不可解で納得出来ず、少し仮説を立ててみた。 もしこの緒方達生という人物が犯人、もしくは事件に関与する人物でゆきちゃんの居場所を知っているとすれば良心の呵責に耐えかねて最初の手紙で捜査に協力しようとしたものの、やはり怖くなり二枚目の手紙で逃げたのではないか?という仮説が容易に考えられる。 だが、現在ネットに出ているこの事件に関連するものには緒方達生が出てくるは出てくるのだが誰も深く追求せず、またこの人物に対して警察がどう捜査したかも分かっていない。 あまりにもないがしろにされすぎである。 この人物に関しても調べる必要があると思い調べてみたのだが思わぬ結果が出てしまったのでこの件はまた後程記述したいと思う。
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