◆怪文書◆

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◆怪文書◆

依然として捜査の手掛かりも掴めないまま事件から3年が経とうとしていたある日、一通の手紙が一家に送られて来た…。 差出人不明のその手紙は三枚綴りになっており、縦書きで鉛筆で下書きした上からさらにボールペンでなぞられていた。 文字もひらがな、カタカナ、漢字混じりで綴られており暗喩を含む内容から見ても非常に不気味な物でまさに怪文書そのものだった。 また、変な所で句読点が入れられたり改行されたり、手記の途中に波線や書き出しの頭に赤丸があったりと何か意図があるかのような意味深な書き方だった。 後述が怪文書の内容である。
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