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その日の夜、夕食後の事。
「きゃほーぃ。あの隣の猫は思わぬめっけものでつ」
異常にテンションが高い流星が居間に飛び込んできた。
「りゅーたん、どうしたの?」
余りのテンションの高さに、かほが驚いて訪ねる。
「かほたん。あの隣の猫はなんと天界の猫だったでつぉ」
「まさかエンジェルキャット!?」
腐腐腐っ。
流星が、嬉しそうに笑う。
「そうでつ。天界の監視員エンジェルキャットでつ。この館を監視に来たでつね」
「監視って、大丈夫かしら?」
かほが不安げに、スゥ子を見る。
疲れたのか居間の長椅子でうたた寝中のスゥ子を見て流星は
「スゥ子の魔力が巨大で見付かったでつね。でも大丈夫でつ。あの隣の猫を使えばスゥ子の魔力コントロールが出来るでつぉ」
腐腐腐っ。
また流星が笑い、指をクルクルっと回すと籠が出現した。
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