7/17
前へ
/372ページ
次へ
その日の夜、夕食後の事。 「きゃほーぃ。あの隣の猫は思わぬめっけものでつ」 異常にテンションが高い流星が居間に飛び込んできた。 「りゅーたん、どうしたの?」 余りのテンションの高さに、かほが驚いて訪ねる。 「かほたん。あの隣の猫はなんと天界の猫だったでつぉ」 「まさかエンジェルキャット!?」 腐腐腐っ。 流星が、嬉しそうに笑う。 「そうでつ。天界の監視員エンジェルキャットでつ。この館を監視に来たでつね」 「監視って、大丈夫かしら?」 かほが不安げに、スゥ子を見る。 疲れたのか居間の長椅子でうたた寝中のスゥ子を見て流星は 「スゥ子の魔力が巨大で見付かったでつね。でも大丈夫でつ。あの隣の猫を使えばスゥ子の魔力コントロールが出来るでつぉ」 腐腐腐っ。 また流星が笑い、指をクルクルっと回すと籠が出現した。
/372ページ

最初のコメントを投稿しよう!

223人が本棚に入れています
本棚に追加