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かほがイカ猫をまじまじと見ていると、りおが近寄って来た。
「2人して何を…きゃー、魔物」
りおが攻撃魔法の構えをし、イカ猫を睨み付ける。
「りおたん、大丈夫でつ。コレは隣の猫を動物実験して出来たイカ猫でつ」
うにょうにょ、にゅるにゅる。
まだ寝ているイカ猫の足が、微妙に動く。
「ひぃぃっ。りゅーたん…何でイカ足なの」
りおがイカ猫の下半身に、怯えながら聞いた。
「決まってるでつ。イカの足は切っても再生するでつ。これで、酒のツマミに困らないでつぉ」
腐腐腐腐腐…
流星が、嬉しそうに笑いイカ猫の足の一本を持ち上げ、怪しく笑う。
無意識なのかイカ猫の足先が、流星の指に絡み吸盤が肌に吸い付いた。
「きゃぁぁ」
かほとりおが、それを見て小さな声を上げる。
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