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「あー、そいや今日サツキとご飯行くんだった。椎名も行くか。」 「え…。いいよいいよ。せっかくのデートなのに邪魔したくない。」 「なんだそれ、今更だろ。」 半分本音で半分嘘の私の言葉をレンちゃんは笑う。 10代の頃は、ただ二人きりにしたくなくて子供なりのわがままを言ってた。 「一応大人になったんだよ。」 一緒に行く度二人の仲の良さを見せつけられて切なくなった。 嫌な顔ひとつせずに可愛がってくれるサツキさんが、すごく大人にみえて恥ずかしくなった。 だから… 「デート、楽しんできてね。」
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