椎名とレンちゃん。

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何も聞こえなくなった。 レンちゃんの返事もない。 「……っ」 不安になってまた少しだけ布団を捲ると一気に部屋の明かりが視界に広がる。 「布団返して。」 睨み付ける先には布団を手にしたレンちゃんの姿。 「やだね。ちゃんと約束守れよ。」 「約束?」 「飴ちゃんあげるから機嫌直せって言っただろ?」 「……約束なんかしてない。」
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