君また想う

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俺…巧く笑えてるかな? 「なんだよ~…睨むなよ」 あ、笑えてなかったわ(笑) 「…おめでと。初彼女じゃん。大切にしろよ」 くそ…耳垂れてたくせに、言った途端笑顔って... 犬?お前は、犬なのか? 「ありがとう!ミズは、俺の一番の親友だからさぁ、早く知らせたかったんだー」 俺の好きな可愛い笑顔で、残酷な事を言うなよな… 俺は 「…お前が好きなんだ」 小さく言ってみたけど、彼女とのノロケ話をしている馬鹿には、聞こえてないな この気持ちは、今更どうしようもない 親友でも、コイツの一番になれるなら 俺の気持ちに蓋をする。だから…側にいてもいいよな... ―取り合えず、話が長くなりそうだし…本でも読んで聞き流すか この後、気付いた馬鹿が、また耳垂れた .
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