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「ナツ、起きろー。爽やかな朝でっせ!」
カーテンを開けたら、明るくなった室内。毛布を頭まで被って寝ているナツ
ペイッと毛布をはがした。
「っ…ん…」
イケメンは、もぞもぞしててもイケメンなんだな!?
イラつきを押さえ、軽く揺さぶる
「学校遅れんぜー…ぅわ」
グイッボフ
………
腕が伸びたと思ったら、え…何?あ…抱きしめられてるんですね。
あ、オニイサン逞しい身体なのね。胸板硬いわ。俺…抱き枕されてるー(笑)
(笑)じゃねーよ!
慌てて起き上がろうとしても、背中まで腕が回っているので不可能。
ジタバタ暴れていたら、すぐ上から押し殺した笑い声
「クック…千弦、おはよ」
「おはようイケメン君。早速で悪いが、腕をほどいてくれまいか」
「なんで?」
なんで?とな...?
「それはね、とても嫌だからだよ。君も俺もノンケだろ?男同士で朝から抱き合うなんて、ご遠慮したいんだ」
俺のデコ辺りにあるイケメンの顔は、明らかにこの状況を楽しんでいる。
必然的に見上げる形も気に食わない
「俺は別に嫌じゃないよ?千弦、柔らかくていい匂いするし、可愛いから」
Oh!朝からナツが壊れたぉ(´;ω;`)
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