変なヤツ

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話が通じないナツには、奥の手を使う事にした。 「今日俺さ、体調悪いから咳移るぜ?…ゴホッゴホッ、な?」 ナツは、にこりと素敵な微笑み。…胸キュンなんてしてねぇよ! 「そうなの?なら、丁度いいから俺に移しなよ。治るかもよ?」 俺のデコに、柔かな感触…………キスしやがったな!? 「っき…今日のお前変だぜ?どうしたんだよ」 いつの間にか、俺の上に乗ってるナツ 熱でもあるのか? ナツの首後ろまで手をかけて、引き寄せ、デコ同士をくっ付けた。 「熱は…ねぇようだな。んじゃ悪ふざけ止めて、飯食おうぜ。腹減った」 こんな事言っても、イタズラっ子のようなナツは、聞かないだろうけど…
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