覚醒

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その時 「――ぷっ」 腕の中で小刻みに震えながら憂がクスクスと笑いはじめた 「…!?」 「ずっと我慢してるの? そんなに昔の私が大切なの?」 笑いが止まらないのか、憂が肩をふるわせてつぶやいた 「――大切だよ……、記憶のないお前も、全部」 少し肩の力が抜けてやんわり答える 「嬉しい」 はぁぁぁぁあ…俺どうしよう……
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