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――――――――
「亮」
放課後、すっかり元気になった憂が仁王立ちしたまま亮の机の前にたちはだかった
「今日、亮のオウチに行っていい?」
不敵な笑みを浮かべて憂が詰め寄る
「……あ…ああ」
あの日以来、すっかり憂に負い目を感じていた亮は、憂の扱いに戸惑っていた
……前より性格パワーアップしてないか…?こいつ…?
沈黙が続くいつもの道のり
憂が口をひらく
「……ねぇ?私じゃ駄目なんでしょ?」
「あ、えっ?」
「そうしたら私は亮の何?」
「ずっとずっと私は何?
他の人の事好きになってもいいの?」
「それは駄目」
「じゃあどおするしたらいいの?」
そう言葉をかぶせてくる
「……」
それは、
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