覚醒

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そのまま、気まずい気持ちのまんま部屋に入った瞬間 「ねぇ?あたしずっとこのまんま飼い慣らされるの?」 急に甘えた声で憂が絡みついてきた ――えぇ!? 「亮の彼女でもない。他の人のものにもなれない 亮はどうしたいの?」 憂の柔らかな身体がからみつく 整った顔立ち 透き通った肌 何度も何度も見慣れた 愛しい憂 その瞬間、 「……!」 憂が亮の首に両手をまわして、首筋に唇をあてた 「……好き」 思わず両手で憂を身体から離した 「な、なっ」 なんでそんなに積極的なんだ! お前! 俺のピュアな心と理性を台無しにする気か!?
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