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真紀は副リーダーの制止も聞かず、膠着状態の二人の間に入ってしまう。
「私に何か御用ですかしら?」
「貴女、実に無謀だ」
「膠着状態の中に突入する事ぐらい危険な事はない」
篠原が呆れたように呟く。
「真紀も、あたしに似て無謀だな」
明美がゆっくり戦闘体勢を解除しながら苦笑する。
「実は無謀な二人に我がチームに入って貰いたい」
「スネーク連合が紅連合を支配下に置こうと悪辣な手段を講じて来るのに対抗出来ない状況下にあるので」
「私がチームに入れば、足手まといになるわ」
真紀が申し訳なさそうに、ちょっと小首を傾げながら呟く。
「あたいは、胡麻化されない。あのチエーンに対しての足捌き。何者?」
「正義の味方…ウフッ」
「それは素晴らしい!」
篠原は肩を竦めながら呟いた。
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