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「……っく……うぅ」
大通りだと、通り過ぎる人並みから視線を感じて
居心地が悪い
壁をつたって、裏路地に歩いて行く。
涙で視界が揺らんで良く見えない。
その場にしゃがみ込み
枯れちゃうんじゃ無いかってくらい泣いた。
どれくらいの時間を
そうして過ごしたのだろう……
「…………営業妨害?」
突然頭上から
低く響く男の声
涙を拭きながら
メガネをかけ直し
声の主を見上げる。
白いシャツにエプロンをした
長身の男性が私を見下ろしていた。
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