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「‥‥‥大丈夫?」
「‥はい」
布団の中、真琴君と琉生の話声で目が覚めた。
だけどまだ頭がボーっとして瞼が重い。
ドアの閉まる音が聞こえて
真琴君が出て行ったのだと知る。
なんで見てないのに分かるかって?
‥‥琉生が
私の手を握ってるから‥‥
この手の感覚は
‥‥‥琉生だモン
琉生は空いてる手で優しく頭を撫で出した。
──‥‥起きるタイミング‥‥
無くしちゃったじゃん。
頭を撫でてた手が
頬に下りてきて
指先で優しく撫でられる。
───‥‥琉生‥‥?
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