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カウンター内に行き
卓上鏡とクロスを置いて
3本のうちの1本のテンプルを広げ
真琴に掛けさせる。
卓上鏡を真琴の前に置くと
嬉しそうに笑った。
「‥‥教師みたい?」
「‥‥‥‥‥‥」
(‥‥そんなのがいいのか?)
返事をせずに別のフレームを掛けさせる。
「‥‥OLみたい‥‥な?」
「‥‥‥‥‥‥」
(‥‥ワンパターンで飽きたのか?)
また別なフレームを‥‥‥
「‥‥これ、可愛い。似合うかな?」
「‥‥可愛い‥‥」
(素直に‥‥可愛い‥‥)
ポッと頬を紅くして俯く彼女。
(俺の一言で、そんないちいち
顔赤くすんなよ‥‥
拓真が2階にいるからいいものの‥‥
そんなんじゃ‥‥)
カウンター越しに
俯いた真琴の顎を上げ
キスをした。
瞳を少し開け、視線を絡ませながら角度を変える。
ゆっくり唇口を離すとポワンとしてる真琴に、フッと微笑み手を差し出す。
グッと顎を引き、真っ赤な顔で指を乗せてきた。
そのまま加工室に連れて行き
外から死角になる隅へ追いやり
キスを続ける。
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