第1章

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荷物を詰め込んだ鞄を持って再度階下へ降りると、父はもうとっくに用意を済ませていた。まぁ、父からこの急な引っ越しの話をしてきたのだから、当たり前だけれど。 ところで、この屋敷に大量にある着物はどうするのだろうか?と思い首をめぐらせてみると、父の足元に着物が入っているであろう風呂敷が2、3あった。良かった。今は洋服を着ているものの、いつもは着物を着ているから。着物が無ければ私、生きていける自信が無い…。 .
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