拓真 × 祥子 + 駒龍

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──‥‥カラ~ン 「いらっしゃ‥‥‥‥」 店内に入って来た女性を見て固まった。 あの人妻の彼女が 丸テーブルのフレームを見てる‥‥。 「祥子さんだ‥‥」 加工室からの声に振り向くと、店長が眼鏡を造りながら僕に言った。 「オープン時からの贔屓さんだよ。カルテ出して行って来い」 「‥‥は‥‥はい!」 ──‥‥祥子さんっていうんだ‥‥ ずっと想っていた人の名前が知れただけで 心臓が跳ね上がる程、嬉しかった。 ドキドキしながらカルテを出して内容をチェック‥‥。 ,
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