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「‥‥‥実は僕、この眼鏡に良く似た眼鏡‥‥知ってるんだけど‥‥」
俯いて眼鏡から視線を加工室にむけた。
店長は加工に集中してて気付かない。
「‥‥なに?」
私が話し掛けた事で視線を戻す。
「店長ってこの上に住んでんだけど‥‥」
( ‥‥私も一緒なんだけど‥‥)
少し苦笑いしながら
話しに耳を傾ける。
「朝早くフロアに降りてコーヒー飲んでんだ」
「‥‥‥ん?」
(‥‥私といる時は、そんな事しないのに‥‥)
「毎朝この通りを歩いて出勤する女の子‥‥。
この眼鏡と凄く似てる‥‥」
「‥‥‥‥‥」
「あっ!彼女とかじゃ無いみたいだったよ!?
僕前はよく店長の部屋で遊んで
そのまんま朝になっちゃう事あってさ。
毎朝、此処でコーヒー飲みながらその娘が通るの見ててさ‥‥。
まぁ‥‥僕も一回見たけど‥‥」
「‥‥‥‥え?」
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