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「でもさぁ～。今まで夜仕事だったから、一度もバーになったここに来た事無かったけど‥‥
凄くイイ感じ♪」
「そうですね～。天音も初めて」
梓と天音は意気投合して
キャアキャア話してる。
横に座る真琴を横目で見たら
ウーロン茶を飲んでた。
「酒、呑まねーの？」
コップを指差しそう言うと
俺をチラッと見て微笑み
「呑むなら２人きりの時がいいから‥‥」
「‥‥‥‥」
少し照れながら視線を背らせ
コップを両手で持ちながら俯き笑ってる。
(──‥‥こいつは
煽ってんの？‥‥無意識？)
「誰と２人で呑みたいんだ？」
ニッと口角を上げ真琴に
身体を寄せながら呟き聞いた。
一瞬ビックリした顔して
素早く周りを見渡し
上体を俺と逆に反らしながら
「‥‥店長に決まってんじゃん」
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