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真琴の手首を解放し、健太を見て微笑みながら答える客。
真琴は手首をさすりながら健太に聞いた。
「若って‥‥。今朝、話してた‥‥?」
問いに無言で頷き、若菜から視線を外さない健太。
「なんで、若が来る事に?」
「オレはオーナーに頼まれたから来ただけだけど?」
椅子から立ち上がり、健太に近付きながら答える。
「‥‥それって、店長知ってんの?」
「知らねーんじゃね?
まぁ‥‥オレはアイツの為に此処に来たんだけど?」
「‥‥どういう意味?」
「アイツと天音ちゃんの為‥‥」
若菜の口から天音の名前が出た事に驚きを隠せない真琴。
表情を歪める健太。
そんな2人と対照的に
若菜は不適に笑っていた。
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