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泣きそうになるのを抑え
若菜をキッと睨んだ。
「君‥‥どんな色仕掛けで迫った?」
「‥‥どういう意味?」
「だから‥‥天使だよ。
たいした技術も無い君を
なんで天使は入店させた?」
「‥‥‥‥‥」
「新人を一から育てる程、アイツは暇じゃ無い筈だぞ?」
「‥‥‥‥‥」
「なぁ‥‥どんな手使ったかだけ、教えて?」
後退りする真琴をジリジリ追い詰め、壁際に行き場を遮られた。
片手を壁に付いて
必死に泣きそうな目で睨み続ける顔を覗き込む。
「‥‥っ!」
「ちょっと、アナタ!!
アズの真琴君から離れてくんない!?」
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