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琉生の登場で空気は一転。
若菜は琉生に微笑みながら聞いた。
「‥‥この可愛いレディは
君のパートナーかい?」
「‥‥はい」
「「‥‥‥‥‥‥」」
「えっと‥。琉生君だね?
初めまして‥‥来年1日からこの店でお世話になる若菜です」
「‥‥若‥‥菜?」
その名前は今朝健太から「最悪」と出た人物‥‥。
不穏な空気を感じた琉生は
梓と真琴を交互に見たが
時、既に遅し‥‥
「人も引いたから、今のうちにレディとランチ、して来たら?」
腕を組ながら
にこやかに、穏やかな口調で提案する。
琉生も困惑したように身動き取れずにいる。
一向に動かない三人に業を煮やし
先に動いたのは
「まこっちゃんも、オレとランチして?」
肩に腕を回し耳許で言い出した。
「‥‥ちょっ」
「‥‥テメー、何してやがる」
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