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「あっ!今日店長居ないんだ」
クリスマスから数日後‥‥
世間はすっかり師走で
正月の準備に勤しんでいる。
「今日、天音ちゃんの病院行ってる」
オープン準備をしながら
琉生に返事する真琴。
「そっかぁ~‥‥。天音ちゃん、決心して良かったよね?」
「うん!店長も凄く嬉しそうだった」
クリスマスの夕方
健太と共に店へ戻った天音から
「適合検査を受けて貰えないか」と
店長に相談していた。
骨髄移植は誰よりも兄妹の型がより近いから、適合率が数段上がるのだ。
しかも実費である為、手当たり次第という訳にもいかないらしい。
天音の申し出を
「勿論!」と即答した店長は
今日病院へ説明を聞きに行っている。
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